淳風塾の考え方
淳風タイムズ
ウソのようなホントの話
塾長の独り言
テレビ出演
 マスコミ報道
リンク
チキンハウスバナー
 

 「栃木ママ友イジメによる連続自殺事件」 バックナンバー

 今度は「ママ友イジメ」による連続自殺事件である。「ママ友」間のトラブルは多い。ある芸能人のトラブルもマスコミに報道された。男性には理解しがたいが、夫の年収、地位などにより明確なヒエラルヒーがあるという。

 栃木県で4月16日、23日に起きた事件である。
小学生の2人の子が学校で物を隠されたり、無視されるイジメを受け、母親が「止めてほしい」とお願いしているうちに、今度はその母親が逆に孤立させられ、イジメを受けて1人が自殺。首を吊ったA子さんを発見したのはイジメを受けていた小5の娘。奥まった自宅なので、下まで降りて泣きじゃくりながら救急車を待っていた。

 その葬儀にはA子さんの娘と同じ学校に通う親友のママ友のB美さん。二人は何でも相談できる間柄だった。葬儀では知人代表として弔辞を述べた。
「私がAちゃんの代わりになって、子供のことを守ってあげるからね」。

だが、
この約束は果たされることがなかった。なぜなら、その1週間後、B美さんもイジメを受けて自殺をしたのである。B美さんの葬儀では、その娘さんがお小遣いの1000円札を握って、市の火葬場の職員に「これを上げるから焼かないで!」と訴えていたという。

 連続して2人のママ友の自殺。
明らかに全国的に報道される事件のはずだが、表に出たのは7月になって、地元の「栃木新聞」の県南版で小さく報道したことだった。

 その後、
読売新聞、TV「グッディ」で取り上げられ、ネットでは大反響を呼んでいる。また、週刊女性が特集を組んだ。しかし、それ以降大手マスコミが取り上げてはいない。それには理由がある。「取材と報道の自粛」を求めるFAXをマスコミに送ったこと。それも遺族名で…。どんな圧力が加わったのだろう、と勘繰ってしまうのは私一人であろうか。さらには町中のすべての家に以下の「チラシ」が入っていたという。

「 山形町会の皆様
  梅園町会の皆様
先週からテレビ局、新聞社、雑誌社などから訪問取材が続き、各町内会の皆様には、ご心配やご迷惑をおかけし、たいへん申しわけありません。
もし、記者等が訪問した際、わからない事には、はっきりと「わからないです。お引き取りください。」とお伝えください。
それでもお帰りいただけないときは「佐野警察署」にご連絡下さい。
 平成27年7月15日
 山形町会長
 梅園町会長
 山形小学校校長
 PTA会長       」


 
教育委員会でも調査はしたようだ。しかし、「LINE上で陰口を叩かれるなどの事実を確認しましたが、児童や母親の間にいじめ行為はなかった。」と結論づけている。事件が大手マスコミ報道されると、校長は「新聞に出てしまった以上事実です」と発言。

 その後、
雑誌社が取材を試みると、学校の近くでは学校職員、市役所職員、PTA関係者などによる監視員がべったりついてマークするという。(ネットに画像あり)

 
町や学校は一体何を守ろうとしているのだろう。事件が起きればその原因を解明し、2度と起きないような対策をとることが必要ではないのか。それが住民を守ることであり、児童を守ることではないのか。それ以上に守るべき「何か・誰か」があるのだろうか?

 
町内会・学校職員・市職員を上げて監視員を出すには、相当な力が働いているように思われてならない。しかし、いずれの日にか、すべてが表に出ることになるだろう。実際ネットではイジメたボスママの画像まで出ている。これらのネット上の書き込みが事実とするなら、彼女の職業には唖然とさせられる。マスコミには事実を明らかにして、報道して欲しいと願っている。

2015年08月