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「元号報道に疑問?」           バックナンバー

 平成の次の元号は何かとマスコミは盛んに推測していた。平成に決まった過程とかも、事細かに検証されている。確かに元号は多くの人の関心事には違いない。「令和」の発表の数日前から、盛んにTVで関連するニュースが報道されていた。

 しかし、その報道を振り返ると、
1分1秒を争って早く知る意味が本当にあるだろうか、それを1分1秒前に知ったからどれほどの価値があるかどうか、とはなはだ疑問に感じていた。

 この報道だけではない。
大臣など決まるときにも、○○氏が△△大臣など、TV局同士がしのぎを削って早く報道しようとする。これも同じように、次の日に知ったからといって、不都合が生じることもない

 
選挙結果も同様である。他局よりいかに早く「当確」を打つかを競っている。選挙されている方からすれば、1分1秒でも早く結果を知りたいだろうが、国民の視点からすれば、翌日報道されても特に困ることはない。(もちろん、選挙結果を早く知りたいという方が多いのは理解しているが)

 私はマスコミの人たちの、より早く情報を届けたいという姿勢を、決して否定している訳ではない。マスコミに携わる人たちにとって、それは必要不可欠な姿勢であることも重々承知している。

 しかし、なぜ否定的に捉えているかと言えば、それより
もっとマスコミが報道しなければならない、より重要な情報があるのではないかと思うからだ。

 例えば、
国家のデータ改ざんなどは、国家の在りようを大きく変える極めて重要な問題である。その問題と新しい元号名と並列的、むしろ元号名の方に力を入れた報道などは、第四の権力であるマスコミの姿勢としてどうかと思うのだ。

 元号関連においてもしかり。元号の名前も大切だが、
元号が変わる今こそ、お世継ぎ問題、広く言えば皇室典範の見直しなど考えなければならない問題がある。マスコミはこの問題にはほとんど触れず、元号の決まり方など、それほど重要ではないないことの報道に熱を上げている。

 マスコミも資金的、人的、時間的にも制約があり、あらゆる問題を取り上げられないのは理解できる。だからこそ国民にとってより重要な問題を掘り下げる姿勢が必要ではないだろうか?

 
新聞を読まない人が増えて、発行部数は減少の一途だと聞いている。広島でも販売店の数が減っていることが端的にそれを示している。TVも今や若者たちの関心事ではなくなりつつある。(当塾のTVコマーシャルの視聴率調査を塾生にするとき、TVをあまり見ない生徒の多さに愕然とする)

 
マスコミが支持されるためには地道な努力が必要ではないか。1分1秒を争う必要のないこととか、知ったからとてそれほど価値のないことに力を注がず、より大きな問題を真正面からじっくりと取り組む姿勢が必要であろう。

 松山でも3教室やっていた頃、当初は地方新聞と全国紙の両方を各教室で取っていたが、ある時期から全国紙は取るのをすべて止めて地方紙だけにした。購入するだけの価値がないと判断したからである。

 
健全な民主主義の国では、健全なマスコミが必要不可欠である。そのためには新聞、TVはもっともっと頑張って欲しい。その頑張りの方向性を、マスコミの存在理由の原点に立ち戻って欲しいと願う昨今である。


2019年04月