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 内申点はズシリと効く!?       バックナンバー

 間もなく広島県公立高校入試が始まる。この時期になると常に不安がよぎる。なぜなら淳風塾は本人の実力と内申点を考慮した合格率が高い学校ではなく、本人、保護者が希望する高校を受験することを勧めてきたからだ。それは創業以来変わらない淳風塾の一貫した姿勢である。

 もちろん本人と保護者にすべてのデータを提示する。本人の現在の学力は淳風塾独自の「広島県公立そっくり模擬試験」で判定でき、内申点も成績表から計算して提示する。そのため合格ラインに対してどのレベルにいるかは本人・保護者は明確に分かる。その資料から合格ラインにはるか及ばない生徒でも、希望の高校受験を受験する生徒は毎年のようにいる。

 しかし、淳風塾はそれに決してストップをかけない。高校入試だけでなく、大学入試、就職、結婚など本人の人生であり、本人以外に人生の主人公を演じられる者がいないからだ。本来的には保護者もあまり口出しすべきことではないと考えているが、進路による経済的な負担の問題もあり、それを支える保護者が口を出さざるを得ない場合もある。

 本人の希望に沿うべき可能な限りのバックアップをするのが塾の役割あり、淳風塾は創立以来その考えに徹してきた。そのため前述のように、合格ラインに達しない生徒の入試に毎年不安を抱えることになる。なかんずく中2、中3になって入塾した生徒は内申点で大きなハンディを背負っている。入塾前の内申点はすでに決まっていて、変えることのできない厳然たる事実である。

 具体的に言えば、中2の春に入塾した生徒は130点満点中43点分、中3の春では87点分がすでに決定している。希望者の多い旧六校で言えば、現状の入試システムなら内申点が最低でも100点は必要だろう。それを考量すると中1、中2で成績表が3平均の場合は、中3で全部5を揃えなければ追いつかない計算になる。

 内申点が90点前後の生徒は学校の範囲の狭い定期テストでも高得点が獲得できてない。そのため内申点が不足しているのである。範囲の決まった定期テストで得点が出にくい生徒は、中学校で学んだすべての範囲から出題される入試は、定期テストよりもっとできないのが普通である。

 特に広島県の入試問題は、この数年で一気に難易度を上げた保護者が受験したころの入試問題と比べれば雲泥の差である。平成26年、27年まではほぼ同じような平均点であった。

*広島県公立入試平均点の推移

教科

合計

平均

平成31

23.6

21.6

21.0

23.3

21.3

110.8

22.2

平成30

23.5

18.0

22.4

19.1

15.9

98.9

20.0

平成29

23.9

19.3

23.0

17.1

15.9

99.2

20.0

平成28

25.6

21.2

24.8

19.7

23.7

115.0

23.0

平成27

28.8

25.7

30.1

23.0

24.0

131.6

26.3

平成26

31.5

30.8

27.3

25.3

24.4

139.3

27.9

 これを100点満点に換算するとわかりやすい。保護者の頃は平均点が55~56点、現在は平均点が40点のレベルになっている。

 公立高校入試は 内申点+(入試得点÷2) の合計点で決定する
◎入試の例 A高校が 合計点 185点が入試の最低点とすると
 太郎君 内申点 110点 入試得点  150点÷2 合計 185点 合格ライン
 次郎君 内申点  95点  入試得点  180点÷2 合計 185点 合格ライン

 上の例でも分かるように、内申点のハンディは入試で倍になって跳ね返る内申点の15点のハンディは入試で30点のハンディになるのである。1科目が20点のレベルの高い問題で30点ものハンディは簡単に取り返せるものではない

 本人、保護者の希望に沿いたいと全力を挙げるが、すべての人の期待に沿えるものではない。小学校の基礎がなく、さらに内申点がほとんど決まった頃に入塾すれば、上げるのに自信を持っている淳風塾でも困難なことは言うまでもない。

 「これから頑張れば…」と言えば本人、保護者は喜ぶであろうが、現実はそんなに甘くはないのである。入試に限らず何事もすべて地道な努力しか成就するものではない。そのことを今更ながら再確認させられる今日この頃である。


2020年03月